環偶記

環の偶に書く記録

【腱鞘炎】マウスとの戦い2024【ペン型マウスレビューもあるよ】

 みなさんも急に愛用しているマウスが使えなくなる事ありますよね(急)。

 私が愛用してたのはエレコムのトラックボールDEFT(M-DT1DRBK)だった。好きすぎて2台持っている。

 しかし!こいつが!使えなくなってしまったのだった!なぜなら!私が腱鞘炎になったから!!

 

何?

 上の写真だと分かりづらいので公式サイトの画像の方を見てもらえるとわかりやすいのだが、このトラックボールの左クリックはホイールの下の大きなボタン、右クリックはボールの右に生えてる棒みたいなやつとなっている。しかしこの配置はあまり好きではなかった。

 先ず右クリックが押しにくい。一般的に人差し指操作タイプと言われているが、実情は人差し指一本だとカーソルの挙動が安定しないため(個人差あり)、中指との二本操作としている。これのせいで中指で押すと考えられる右ボタンはそのたびに位置を切り替えねばならないので面倒なわけである。薬指で押すのも嫌だし…というのもあって先ずこの位置を切り替えたい。ついでに言うと中クリックもホイールの位置とボタンの硬さの都合上めっちゃ押し辛かった。というわけでこれらを一挙解決する。ボタンマッピングがこれである。(エレコムマウスは配置を変えられる)

(画像は公式より)

 というわけで進むボタンを左クリックに、戻るボタンを右クリックに、左だった何かは中クリックになった。進む?戻る?やっこさん死んだよ(元々使わないタイプ)。

 従来の右は使う予定がなかったのだが、後にシューター系のゲームをやるときに左クリックでエイムして右で撃とうとするとCLaunchが起動するという事故を解決するために射撃ボタンとなった。

 見て分かる通りこの配置って親指を酷使するんですよね。因みにホールドしながらスクロールするときだけは人差し指でボタン押してました。モンハン持ちかな?

 で、そんな生活を6年くらい(多分)やった結果、右手親指(第一関節)が無事腱鞘炎になりました。腱鞘炎って最初腫れるんですね。2024年4月末、GWに入る直前の話であった。

 

環🔆 the v3 (@TamaX31) | Tamaxkey

どうする?どうしよう…

 というわけで代わりのマウスを探す必要がある。ボタンマッピングを戻すという考えは無い(どの道左クリックをはじめそこそこ使わされるため)。

 しかし手持ちのマウスはこれと親指トラックボールしかない。論外だ。親指トラックボールとは親指のすべての関節を酷使するものとして広く知られている。

 ……いやあるな……この問題を解決できる親指トラックボールが手元に……

 というわけで左手用親指トラックボールの出陣である。こいつもエレコム製。左利きだから左の方が若干使いやすいと思って買ったのだが、左右(右はロジクールのM570t)の親指トラックボールを使って、トラックボールなら親指より人差し指操作のほうがいいな…となって死蔵されていた。因みに大学で研究室に置いて使っていた。

 これさえあれば万事解決!と意気揚々と使ってみたところ……色々と問題が発覚した。

 左利きだからマウスも左と言っているが、実際は日常の様々な場面で左手で何かをしていて、その間に右手でマウス操作をするのが癖だったため、バッティングしてクソほどストレスが溜まりました。右利きの人って歯磨きしながらマウス操作とかしないんですか?(行儀が悪い)

 というわけで手元にあるマウスでは解決しませんでした。

 

召喚!ニューマウス

 ここまでやってきてニューマウスに必要な条件が揃い始めてきました。

① 基本は右手操作、左手でも操作できるとなお良し

② できる限り親指を使わない。

③ トラボがいい(無理難題)

 ③は無視するとして、この条件を満たすマウスとは…

 そうですね。普通のマウスですね。ダイソーで300円(税抜き)で買いました。

 安さ相応の性能で、カーソルが突然ワープする問題を抱えていますが300円に文句は言いません。電池持ちが思ってたより良い。

 とはいえこれは繋ぎです。なんかデスク削ってそうで嫌だし。(トラックボールでは必要ないと思ってマウスパッド買ってなかった)

 そんな中で見つけたのがこちらの記事:

pc.watch.impress.co.jp

 これなら少なくとも①②の条件を満たしていて、デスクへの削りも少なそう。Amazonで調べるとペン型マウスはおよそ3種類、どっかのOEMで使いまわしたのか違うメーカーから同じ形状のものがたくさん出ていました。そのうち2種類はほぼ形状が同じだったので今回はこちらの2つを購入、試してみることに。どちらもサンワサプライ製。

www.sanwa.co.jp

direct.sanwa.co.jp

 まずはMA-PBB317DSから(先に届いた)。

 この真ん中のホイールの下にあるのが左クリック、側面についてるポッチが右クリックです(左右についている)。しかしこの右クリックが結構固く、右手でやると親指にそこそこの負荷をかけます。無論中指や左手でやればいいのですが手癖が出がち。左クリックも硬いほうだし(右よりまし)、中クリックもかなりです。

 ボタンの硬さがなんだと思うかもしれませんが、押すためだけに力を入れるとカーソルがずれるんですよね。今押したじゃん!って言っても実は動いててリンククリックできなかったんです…ってのも日常茶飯事だし…

 ちなみにこっちにはスタンドが付いています。

p.s. 使ってるとスクロールホイールのゴムがぼろぼろになって引っ掛ける溝がなくなりました。使って半年なのに?

 

 次は400-MAWBT202BK。

 この青く光ってる根本に突き出してるのが左クリック、ホイールの下にあるのが右クリックです。でかいボタンは左ダブルクリックですね。

 もうおわかりでしょう。さっきのやつとボタンは似たような位置にある割に役割が欠片も一致してないことを…!ざけんな。

 というわけで誤爆もよく起きます。慣れてください。ついでに言うと、この2つはカーソルが反応できる床との接触角がそれぞれ異なっています。ざけんな。MA-PBB317DS(上)は40-60°くらい、400-MAWBT202BK(下)は60-80°くらい。あんま被ってないですね。ざけんな。

 400-MAWBT202BK特有の問題としては、右(中)クリックをしようとするとどうしても上から力をかけることになり、そうすると一番下についている左クリックを押し込んでしまう(つまりは誤爆)が発生してしまいます。対策は押すときにペンを浮かすこと。面倒くさくない? あとこっちはスタンドが付いていません。おすすめはこれ。右ボタンの付け根までは入って立ってくれる。

歯ブラシスタンド(シロクマ・ペンギン)jp.daisonet.com

 ここまでつらつら書いて察せられる通り、はっきりいってどっちも微妙です。個人的にはMA-PBB317DSのほうが好き。ただ可能性は感じていて、数年後にはもっといいのが出てきているかもしれません。思ったこととして、

① 普通のマウスなら手を被せるだけで動かせるが、ペンは(拾う)、握る、スタンドから取り出すの動きをしてようやく使えるのでふと使おうとするのが結構面倒になってしまう。

② ボタンが硬すぎてカーソルは動かさずにクリックがしずらい。

Bluetoothなんだけどペアリングするときに「Mouse 3.0」か「Mouse5.2」がでます(どっちが出てもペアリング可能)って何?

④ バッテリー式なので理解してやれないこともないけど自動スリープやめて

⑤ ペンのように手癖で適当な持ち方をすると、レーザーをあらぬ方向に向けてしまい周りから眩しいとキレられる!(普通のマウスでは絶対に起き得ない現象)

があります。とりあえずペン型とは言いつつスタンドなしで自立してくれるようにならないかなあ…

 因みにうちのPCのBluetoothと双方とても相性が悪かったらしく、レーザーは光ってるのに一切の操作を受け付けない現象が頻発したため、封印となりました。但しノーパソ用のマウスとして見ると、小型で場所を選ばないので有用ということで挙動監視の意味も込めてMA-PBB317DSを中心に使っています。

 

で?

 じゃあ今何を使っているか、もうおわかりですね。

 というわけでニューマウスを探し続けています。親指は逆側に曲げると痛むこともある(元々親指が逆側に90°くらい曲がるタイプ)程度まで回復しました。早く終わってくれ…